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【第31回】 武将の名前あるある「〇〇の〇〇」 ”の”ってな〜に?


はじめての歴史ブログ 第31回

ライター記者:ゆめか



前回の記事では、藤原秀郷の戦友!?とも言える武将「平貞盛」について紹介させていただきました♪


歴史が苦手な私は、貞盛のことを全く知らなかったですが、前回のブログでは「図鑑」と照らし合わせて、みなさんと一緒に見てみました♪








▼前回【第30回】 藤原秀郷の戦友!?▼













では!今回のブログに参りましょう!

今回は歴史初心者の私がそういえば…!と疑問に思ったことについてみなさんと一緒にみて行きたいと思います!歴史人物の名前を呼ぶ時に、名前の間によく使われているあの「の」ってなんだろう???という素朴な疑問を追求してみたいと思います!




■武将の名前によくある「〇〇の〇〇」


まずは!


みなさんが「〇〇の〇〇」と聞いて、一番最初に思い浮かべる歴史人物は誰ですか?


私は…「平将門」です!(とっさに浮かぶ歴史人物が少なすぎ…汗)


漢字を見ると「の」という文字は入っていないですね…(ふ~むふむ)


でも名前を呼ぶ時は「たいら の まさかど」と「の」を入れて言います。。


そこで、疑問が生まれました。



「の」って…何?



…「の」はなぜ必要なのか?「の」にはどういう意味があるのか?

疑問が湧くばかりです。。。


そこで!まえ~に、事務局長の岡ジィに聞いてみました!



▼岡ジィの豆知識コラム▼









■「の」の意味


岡ジィが言うには、


〇〇の〇〇という呼び方は、

実は、平安時代~室町時代前期(今からざっくり1000年前くらい)に頻繁に使われていたとのことです!


その当時は今でいう「姓」はなかったので、地名、一族の名前、住居地、地位や役職などを使っていたようです!


ズバリ!


「の」=所属を表す


とのことなのです!!(なるほど!!)


「平将門」の場合、「平氏(一族の名前)に所属する将門」という意味があるとのこと!

それが「平の将門」へ変化し、「平将門」という形となったのですね♪


他にも、藤原秀郷の子孫で有名な「那須与一」も「なす の よいち」と呼びますね!その「の」も「所属」の意味を表しているとのことです♪



■「藤原秀郷」は「の」は入る?



藤原秀郷」も「の」が入ります!(きらりんっ)


秀郷の名前も上で岡ジィに教えていただいたように

「藤原氏の秀郷」→「藤原秀郷」

という意味があり、書くときは「の」が省略されているんです!


秀郷の名前は「藤原氏の秀郷」と藤原氏の1人ということを表しているようです。


「藤原氏」は平安時代に勢力を強めて、藤原氏族が沢山増えてしまったようなのです。

そこで!「どこの誰」だかを区別するために「〇〇(場所・氏族名などなど…)の〇〇(名前)」と名乗っていたようなのです!



▼「藤原氏」について「カンタン年表」でみる!▼








■現在の「姓」について


現在では、佐藤・鈴木・高橋・斉藤など…沢山の名字がありますが、

その名字も深く原点を探ると地名や歴史背景が詰まっているのかもしれません!


例えば、秀郷の子孫と言われていつ「佐藤」という名字は諸説沢山あるようなのですが、

秀郷出生の地でもある栃木県佐野市の「佐藤の会」によると


「”佐”野の”藤”原氏」という意味から頭文字をとって「佐藤」という名前が付けられたと言われているようです!(ほぉ~)


いかがでしたか?みなさんの名字も調べて見ると新たな発見があるかもしれません♪






▼坂東武士ので「の」が使われている名前の武将を見つけよう!▼





▼佐藤の会について▼




はい!今回のブログはここまでとします!


次回のブログでは、今回のブログでも沢山出てきた「藤原氏」の中の「藤原北家」という存在? 名家? 家系?についてみなさんと一緒に見て行きたいと思います!早速疑問が沢山ですが、、、一つ一つゆる~く見て行きたいと思います!ぜひお楽しみに~!


いつも最後まで愛読いただきありがとうございます!

では!次回のブログでお会いしましょう~♪





*English summary*

Have you ever noticed “no” in the middle of the name of Japanese historical samurai and Busho? I guess many of you might think it is like the middle name of an old Japanese name. However, it has a meaning. In the Heian period, people used to use the place name as their surname, because “surname” itself hadn’t existed yet at that time. They were distinguishing identity by calling their name with the name of the land, where they live, or their clan name. For example, “Taira no Masakado” means “ Masakado of Taira”. Telling you that Masakado is part of the Taira clan and he belongs to it.



▼Get to know more about Bando Samurai▼




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