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雨の日に映える栃木の名所。

 

【雨の日に映える栃木の名所。】


6月「水無月」は梅雨の季節。


だんだん雨の日が多くなってきます。雨の季節なのに「水が無い月」と書くのはなぜでしょう。


一説には、「水無月」という表記の「無」は「乃」が音韻変化したもの、「水の月」というのが本来の意味という説。二つ目の説は、旧暦(太陰暦)の6月は現在の暦では7〜8月の夏真っ盛り。田圃から水が干上がる、水が無くなるということから「水無月」になったという説。


太陰暦の日本ではこの説もまた納得です。

そんな6月は、色とりどりの紫陽花が美しい季節でもあります。自然豊かな栃木には美しい紫陽花の名所がたくさんありますが、私のお薦めの場所が大田原の黒羽城址公園です。戦国時代に名をあげた武将・大関高増が創建し、その後も江戸時代にかけて続いた大関氏の居城です。堀跡の土塁一面に咲き誇った紫陽花は、その量も地形も見応えある風景です。同じ大田原の雲巌寺と合わせて、雨の日こそ見てみたい名所なので、続けて訪れるのがいいでしょう。


また、佐野の唐沢山神社もお薦めの紫陽花ポイントです。

唐沢山神社では、手水舎に紫陽花を浮かべた「花手水」を6月末まで開催中で、手水の水面全体に浮かんだ色とりどりの紫陽花は、インスタや写真女子だけでなく、どなたでも笑顔になれるフォトジェニックな情景です。


この「花手水」では、ご自宅の紫陽花の花を社務所にお持ちいただくと、手水舎に浮かべていただけるそうです。


やはりこの時期限定でいただける紫陽花の透明御朱印と合わせて、季節感たっぷりの祭事です。この時期に、ぜひご参拝してみてはいかがでしょうか。



2021年6月1日

文 栃木の武将藤原秀郷をヒーローにする会 局長:岡田康男 イラスト/みやもとデザイナー:鈴木絢女


 

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