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​磯山弁財天について

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ご本尊は天女風の辨財天。インドの神話より生じた薩羅摩伐底河を神格化したもので、 羽衣風の衣装をまとう八本の手を有する頭上に宇賀神像を拝しています。 出流原湧水池の脇の小高い丘陵に鎮座する。 平安時代の天歴2年948年、当時唐沢山城主であった藤原秀郷の勧進により、弘法大師が相州江ノ島(神奈川江ノ島)の弁財天(江島神社)にて護摩修行した際の護摩の灰を祀り、創建されたといわれる。 当時は、この丘陵の一帯に七宝伽藍が林立して、隆盛を極めていたという。 現在の本殿は鎌倉時代に再建されたもので、釘を使わず「かけづくり」という昔の工法の建築美を今に伝える珍しい建築で、弁財天を山腹のお堂に安置しているのは磯山辨財天だけである。 社殿の三層楼舞台造りの本殿からは佐野市内が一望できる。 この弁財天は、現代の佐野七福神に数えられ、技芸学問の守護神として親しまれている。 一説に(唐沢山城の解説も参照)、唐沢山城主が江戸の大火を発見し、早馬にて馳せ参じ一番乗りで時の将軍への御見舞いを言上した際、この眼下に江戸を見ていたという一事が不届きであり不信を持たれて廃城とされたといいます。その際、領民は一丸となり城主の胸中を慰め、また将軍への忠誠と不信を取り戻す為に、辨天堂を江戸城鎮護の守り神として山腹に江戸城向きに安置したといわれ、御本殿は現在も江戸(東京)の方向を向いている。

・出流原弁天池湧水

栃木県指定天然記念物。環境省の名水百選に選定。

水の清らかさと池周辺の風景が印象派絵画のようだと、絵画ファンや写真ファンから人気の湧水池。 周囲約138m、古生層の石灰岩を溶解して出来た洞穴から湧き出る清水による池で、年間を通しての一定の湧水量と水温16度は変わらず、出流川の源となっている。 湧水を持ち帰るときは、隣のホテル一乃館の脇でいただくこともできる。

​アクセス

​磯山弁財天

住所/栃木県佐野市出流原町1117
受付時間/年中無休

公式ホームページ/https://isoyamabenzaiten.com/

​ギャラリー

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