須賀神社について

平将門が起こした天慶の乱に際し、藤原秀郷は素盞嗚命（スサノオノミコト）に戦勝を祈願し、勝利することが出来たので、天慶３年９４０年４月、京都の祇園社（八坂神社）から、御分霊を勧請したのが、起源となる。 当初は小山の字北山（現在の中久喜地内）にまつられたが、小山城の築城に際し、城の鎮守とも仰がれ、平治年間（１１５９〜６０年）に現社地に遷座された。

徳川家康公は、慶長５年１６００年７月、当社境内にて小山評定（軍議）を開き、参籠して関が原の戦勝を祈願した。 のち祈願成就したことにより、その報賽に５１石余の社領を寄進し、うち１５石が朱印地とされた。その寄進状は、現在市指定の文化財として社蔵されている。

また、徳川家康公の崇拝神社なる故をもって、万治元年１６５８年に、日光東照宮を造営した職人によって、同宮の縮尺で奉製された朱神輿（アカミコシ）が、当神社に奉納されました。【県指定文化財】