
20250319
20250319

水野先生の短編コラム
当会顧問の水野拓昌先生にコラムを書いていただきました!
栃木県佐野市を拠点とした佐野氏は藤原秀郷の子孫の中でも、秀郷の本拠地で栄えた直系意識の強い一族です。栃木県立博物館テーマ展『藤原秀郷とその末裔たち』(2025年2月22日~3月30日)で肖像画(複製)が展示されている佐野昌綱は、上杉謙信を相手に唐沢山城攻防戦を繰り返した戦国時代の城主です。
この肖像画は狩野永 徳の父・狩野松栄(しょうえい)が描き、上部の文章も京・五山の高僧が書きました。こうした京の大物に肖像画が依頼できたのは佐野昌綱の弟・天徳寺宝衍(てんとくじ・ほうえん)の人脈、外交力があればこそ。一般的な知名度はまだまだ低いですが、天徳寺宝衍は戦国時代の関東で第一級の重要人物です。
20250312
20250312

水野先生の短編コラム
当会顧問の水野拓昌先生にコラムを書いていただきました!
栃木県立博物館テーマ展『藤原秀郷とその末裔たち』(2025年2月22日~3月30日)では、藤原秀郷の子孫として長沼氏とその系統である皆川氏の史料の展示が充実しています。その中に金剛寺所蔵の皆川広照像、伝皆川広勝像があります。金剛寺は皆川城跡(栃木市)の近くにあり、皆川氏の菩提寺。広照の兄・広勝の肖像画の展示は極めて珍しいようです。
また、皆川文書の「徳川家康書状写」には「蜷川」との誤記がありますが、同じ誤記は『信長公記』にも見られ、家康、信長と関係を持った当初の状況が伝わる史料。「みながわ」と「にながわ」を聞き間違えられたのです。
20250304
20250304

水野先生の短編コラム
当会顧問の水野拓昌先生にコラムを書いていただきました!
栃木県立博物館テーマ展『藤原秀郷とその末裔たち』(2025年2月22日~3月30日)では、『俵藤太物語絵巻』など藤原秀郷の異名「俵藤太」に関する同館所蔵史料が展示されています。『絵巻』上巻は俵藤太の大ムカデ退治の名場面、下巻は平将門を討伐して鎮守府将軍に任命される場面です。
藤原秀郷を主人公とした『御伽草子』(室町物語集)の「俵藤太物語」ですが、秀郷の実像とはほど遠く、果たして「俵藤太」は本当に秀郷の異名だったのか、別人ではないのか、という感覚さえあります。いったい俵藤太とは誰なのでしょうか?
20250228
20250228

イベント資料の全体公開期間が終了しました。
個人会員(有料会員)さま向けの資料アーカイブページで限定公開中です。
↓ご入会済の方はこちらのページからご覧いただけます
20250221
20250221

いよいよ明日からスタートする
県立博物館テーマ展『藤原秀郷とその末裔たち~語り継がれる史実と伝説~』
▼博物館のHPで特設ページが公開されていました...!
http://www.muse.pref.tochigi.lg.jp/exhibition/thema/2025hidesato/index.html